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溶かされてみる?
第3章 甘い事件と現実
「てかほんとどういうこ「…誠司さんにあってほしいの。」
どこまでもあたしが喋る途中に話して来るから
会話が成り立たないと思っていたら
いきなりお母さんは真面目な声でそう言った。

「…お母さんの再婚相手?」
あたしもこれは真面目な話なんだと思い、
言葉を選んで返す。
「それで今日朝、放課後あけといてほしいっていったつもりだったんけど途中で意識途切れちゃって。」
申し訳なさそうな声で言うお母さん。
「多分そうだろうなって思ってたから、空けてるよ?」
自分の方が母親なんじゃないか思うくらい、この人はなんというか…
「本当?!さすが恋!じゃあ放課後迎えに行くね!!」

プチッ ツーツーツーツー

いや切るの早すぎるでしょ…
つか切り替え早すぎ…

唖然として通話の切れた画面を見ていると
あたしが電話している様子を心配そうに見ていた融那がしびれを切らして訪ねてきた。
「お母さんなんて?? 家のこと言われた??」
「今日の放課後、再婚相手の人にあってほしいって」
「そ、そうなるよね…大丈夫?恋…」
複雑だよねと呟きながら、神妙な顔つきで融那は言った。

あたしの本当のお父さんは
あたしが小さい時に亡くなったって、お母さんから聞いた。
(何でかあたしはその当時の記憶がなくて)
元々そんなにお父さんとの思い出がないあたしは
新しいお父さんができるからと言ってそんなに抵抗はない。

お父さんか…
どんな人なんだろうとただ純粋にそう思った。
考えても仕方ないか!どうせあと会えるんだし。

「あたしは大丈夫!なんかあったらまた融那にすぐ言うよ!」
あたしはピースサインで融那にそう告げた。

「いつでも聞くよ。」
と融那は笑顔で答えてくれた。
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