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溶かされてみる?
第10章 惑う心と誘う夢
あたしはその後学校に行き、融那に一連の真実を話した。
「そ、そんなことがあったなんて…」
まさに絶句していた融那は泣き出して
「うちがなんかあったら支えるからあああ」と抱きついてきた。
本当にあたしは周りの人に恵まれてるんだな…
融那にもしっかり恩返ししていこう…
そう思い抱きついてきた融那を優しく抱きしめる。
「あたしいっつも迷惑ばっかりで、融那になにも返せてないけど…「馬鹿!うちは何か返して欲しくて恋に優しくしてるんじゃないよ!」
あんたが笑ってるだけで嬉しいんだから!と泣きながら怒ってあたしの方を掴む。
みんな同じこと言ってる…
また少しうるっときそうになったあたし達…
ガラガラ…!!
「HR始めるぞ〜!」
…を引き裂くかの様に担任の声。