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溶かされてみる?
第10章 惑う心と誘う夢
あたしはみんなの接客をみながら呆然とする。
この人たち…すごすぎるでしょ…
開店して間もないというのに店は大繁盛。
「恋!!大事なメイドがそこ突っ立ってないで!はい!着替えてくる!」
そう言って融那はあたしに着替えるように促す。
「わかった!!ごめん!」
早く着替えなきゃ…あたしもがんばろ!!
今回のメイド執事喫茶の衣装は融那のお手製。
素晴らしいわ、ほんとあの子…
女の子は可愛いメイド服で
男の子は少しシックに決めた燕尾服。
とても綺麗でみんなにすごく映えるように作られている。
更衣室に入り、あたしも早く着替えようとした。
ガサガサ…
?!!!
「え…?」
何かの見間違いだろうか…
袋から取り出した''恋専用''と
わざわざタグづけられてあるメイド服はみんなのは違った作りだった。
こ!これ…丈、短ッ!
こんなに胸元が開いて…!!!
しかも…何でガーターベルトなの!!!
次々に際どいと思われる箇所が見つかる。
こんなのきれるわけない!!
袋をガサガサしていると…
ヒラッ…
ん…紙??
小さいメッセージカードが落ちた。
恋へ!!
恋特製メイド服だよーん!
スリーサイズまでバッチリ合ってるからこれ着て、お客さんバンバン入れ込むんだよ〜!!
もし着ないとか言った時は…
放送室ジャックして恋と野獣共のあーんなことやこーんなこと全部言っちゃうからね❤︎
融那