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第11章 嵐の予感

悪いことしたな…
やっぱ後でちゃんとお礼しよう…

そう思いながら前にみえる扉をあたしは見つめる。

この扉の先に律先輩がいるとはいえ…

中がどうなってるかなんかわかんないよ！！
ほかに誰がいるかも知らないし…
あぁ…進みたくないよ…

でもせっかく黎泱先輩が連れてきてくれたのに…
それに胡乃さん探してたし…

そういえばあたしの後に入ったはずの胡乃さんと、全くあってないけど…

どこまでいったんだろ…

考えながらあたしは前の扉に手をかける。

お願い律先輩！早く出てきて…！
そう思い扉を開けた。