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溶かされてみる?
第13章 一難去ってまた一難
結構急いだつもりだったんだけど…!!
追っている途中に人だかりにぶつかり、皐君達を見失ってしまった。
どこ?どこにいるの…?
あたしは必死に探しながら校内を走っていると、今は文化祭のための倉庫になっている教室に人影見えた。
「…んに…し…!!」
かすかだが教室から声が聞こえる。
あたしはその教室に駆け寄った。
「皐〜あたしらさ〜傷つけられてもうボロボロなわけ」
「ほんとだよね〜」
「あんたのその豹変ぶりには驚いたよ〜」
皐君の周りには1年の女子だけじゃなく、他の学年の女子もいた。
「あんたのその女癖いい加減にしたほうがいいよ」
「こんなこと言われたくないって言うなら〜もう一回相手してくれたら許すけど〜」
なんなのこの人たち!!
どういう理由かは深くは知らないけれど、その女の人たちの態度なあたしは無性に腹が立ち、乗り込もうとしたその時…