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溶かされてみる?
第15章 大人の世界
ドキドキしているうちに家に帰ってきたあたしたち。
「着いたぞ」
よいせっとと暁翔さんは言いながら車を降りる。
「あ、暁翔さん…」
「どした?」
「今日、ありがとうございました!!」
あたしは満面の笑みでそう告げる。
「別にいい、女でパーティーっつったら可愛く飾りたいもんだろ」
無愛想な言い方だが頬が赤くなっているところを見ると、きっと暁翔さんは照れているのだろう。
「暁翔さんのおかげで当日がとっても楽しみです」
あたしは紙袋を大事に持ちながら暁翔さんに言う。