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溶かされてみる?
第15章 大人の世界
「恋」
「え?」
暁翔さんはふいにあたしの名前を呼んで、頭の上に何かを置いた。
なんだろ…??
紙袋も頭の上の物も落とさないようにゆっくり手でとる。
それは可愛らしい箱であり、中を開けると可愛いピンキーリングが入っていた。
「こ、これ…」
すっごい可愛い。で、でもなんでこんなの…
あたしは疑問を浮かべた顔で暁翔さんを見る。
「可愛いかったからプレゼント」
暁翔さんはあたしの顔を見ながら言い、先に家に入ってく。
…あたしそろそろ死にそう…。
ただでさえ今日は放課後からずっとドキドキしっぱなしなのに、なにあの最後のサプライズ…!!
暁翔さんって、クールに見えてなんだかんだ優しいし…
絶対にモテるんだろうな…
あたしはドキドキと高鳴る胸を落ち着かせながら家に入った。