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溶かされてみる?
第15章 大人の世界
…
で、デカイ…
ってか…き、綺麗…
車から降り、ついた会場はすごく大きくイルミネーションが綺麗なところだった。
「ぼーっとすんなよ」
「行くぞ、恋」
暁翔さんと律先輩に声をかけられあたしたちは中に入った。
「すごい…」
中は老若男女問わず、人で溢れかえっていてみんな話をしていたり、飲み物を飲んでいたりしていた。
「相変わらずですね」
「毎年毎年すごいよね〜ほんと」
みんな思い思いに感想を言っていると
「皆さま、本日は玖鵺のパーティーにお越しいただきありがとうございます。どうぞみなさま楽しんでいってください」
「誠司さん! お母さん!」
会場のステージに誠司さんが立っており、その横にはお母さんの姿があった。
「よし、じゃあご飯食べるか!」
「だな」
彰さんの合図のもとみんなでご飯を食べることにした。
「みんな、今年もよくきてくれたね」
みんなでご飯をよそっていると、さっきまでステージにいた誠司さんとお母さんが挨拶に来た。
「恋!ステキなドレスね、よく似合ってる!」
「ありがとう! お母さんこそ…すごい綺麗だよ」
「ありがとう…恋」
久々にお母さんとあったけど、日に日に綺麗になっている気がする。
それにすごい楽しそうでなによりだな…
「恋ちゃんもいきなり説明せずにすまなかったね」
誠司さんがあたしに謝る。
「そんなそんな!むしろあたしにまで招待状ありがとうございました!」
「そんな固くならないで、もう恋ちゃんは娘なんだから」
「は、はい」
誠司さん本当に優しい人だな…
「それじゃ、わたし達はまだ挨拶があるから失礼するね、みんな楽しんで」
「恋も楽しんでね」
そう言ってお母さん達はどこかへ行ってしまった。