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第18章 フクザツな乙女心

…

「…うわあああぁん…！！みんなどこいっちゃったの…」
その当時かくれんぼをしていたあたし達は
自分が隠れた場所にいつまでたってもみんなが来なくて
1人寂しくなって、鬼でもないのにみんなを探していた。

「寂しいよ…りっくん…こーちゃん…れおくん…あっくん、じょう兄…とおくん…」
「みんな…」
どれだけ歩けど、みんなには出会わなくて
歩き疲れたあたしは道端に座り込んで1人でシクシク泣いていた。

「みんなに会いたいよ…」
もうみんなに会えないんじゃないかと思い
孤独感に襲われ、ずっと泣き続けていた…

「ハァッ…ハァ…恋…見つけた！！」
足音と共に聞こえて来た、聞き慣れた声…

「…ひっく…グス…ふえっ…？」
ゆっくりと顔を上げた先に見えたのは…