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溶かされてみる?
第20章 デートという名の争奪戦?
「はぁ〜楽しい!!!」
「まだまだいっぱいアトラクションはあるよ〜」
あれからあたしたちは
迷路、ジェットコースター、メリーゴーランドなど
様々アトラクションを楽しんでいた。
「…あ!チュロスがある!!」
れおくんと次のアトラクション…と思っていた
あたしの目線にふと入ったのは
チュロスや飲み物などを売っているワゴン。
「ちょっと休憩しようか〜!」
「そうだね!」
あたしたちはお互いにチュロスと飲み物を買って
近くのベンチで休憩することにした。
「わ〜すっごいいい香り〜!!」
あつあつなチュロスからは
甘いシュガーのいい匂いがする。
「食べる前からすごい笑顔、恋ちゃん」
そんなあたしの顔を横から笑顔で見つめながら
れおくんは笑っている。
「もう!れおくん馬鹿にしてるでしょ!」
こんな美味しいもの目の前に
顔が綻ばないわけがない!!!
「ほら早く食べないと冷めちゃうよ〜?」
「わわわ!!いただきまーす!」
ぱく…っ…
「お、お、おいしい〜!!!」
何これ、すんごい美味しい!!!
なんでこんなに美味しいの!!
「ぷ…ほんと、幸せそうな顔…」
あたしの一連の流れをみて、
れおくんは明らかにさっきよりツボにはまっている。
「ほ、ほほ、ほんとにおいしいんだって!」
「ふ〜ん?」
急にれおくんはあたしの顔を真正面からまじまじと見る。