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溶かされてみる?
第20章 デートという名の争奪戦?
「わ、悪かったって!!」
「ぷっ…くすくす…嘘だよ…!!」
「恋からかったな!!」
やっぱり想像した通り、焦ってるじょー兄…!!
気付いた時には、さっきまでの空気感なくなり
いつものあたしたち戻っていて、笑いあっていた。
…
「あー…笑った笑った」
「本当じょー兄ってば、からかいやすいんだから」
あれから道を歩きながら、
いろんな話をしてあたしたちは過ごしていた。
「恋」
「…ん??」
歩みを止め、不意に立ち止まった彰さんを見る。
「あんなことがあって、ちょっと前後したけど、ついて来て欲しい場所があるんだ」
そう言った彰さんは、さっきまでのお茶目な雰囲気ではなく
真剣な瞳であたしをみた。
「?? いいよ?」
ついてきてほしい場所ってってどこだろと思いながら
あたしはそう返事し、彰さんについていった。