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溶かされてみる?
第20章 デートという名の争奪戦?

ん…んぅ…

閉じたまぶたから微かに感じる光に
あたしは眩しさを覚える。

布団の中に潜ろうと
布団へと手を動かそうとする。

…あれ?手が…動かない??

それに、体がなんかあったかいような…

うっすらとはっきりしていく意識を元に
少しずつ眩しさと戦いながら目を開けていく。

!!!

えっ…!!何で?!!
「遠哉さん?!」

あたし、遠哉さんに抱きしめられてる?!

「…恋? 起きましたか…」
「えっ…あの、な、ななんで…?!」

まさかの事態に状況の整理ができずにテンパる。

「ただ、一緒に寝ただけですよ」
「なるほど…」

なーんだ…一緒に寝ただけかぁ…

…いやいやいやいやいやいやいや!!
そんな軽いことじゃないよ!
なーんだじゃないよ!!一緒に寝たって何?!
どういう寝た?!添い寝?それとも…セッ…

カムバック昨日の私…
記憶が、、、家帰ってきてからの夜の記憶がないよ…。
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