パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第21章 流れていく時間

なんて…思うかな。
それに本当に貰ってくれるかな。

考えたらきりがない。
走る間にもいろんなこと考えちゃって、
緊張して変な汗が出る。


ーきっと、巽君今バスケ部の部室いるよね。

委員会だけじゃなくて、バスケ部までやってる巽君。
迫先輩の後輩で、すごい上手いってみんな言ってた。

実際に委員会でしか絡んだことなくて、
あれ以降、あんまり関わることもなくて…

考えれば考えるほど、巽君が遠くなっていく気がして。

そもそも、なんでうちこんなに間あけちゃったんだろう。
あんなに巽君はちゃんといってきてくれたのに。

「湊君！！これ、チョコなんだけど…」
「あれ、浅野？？」

！！

気づけば、バスケ部の部室の近くまできてたんだ…
それに今の声って巽君だよね…