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溶かされてみる?
第5章 夜の誘惑
恋は物足りなさそうな顔で俺を見つめる。

こいつ、無意識でこれかよ…

「なにその物欲しそう顔…」
と俺が囁くと恋は頰を赤く染め口をパクパクしていた。

ふわぁ…

こいつ抱えたときも思ったけど、なんかどっかからすごいいい匂いがすんだよな。

俺は恋のふわふわした髪の毛を触る。
恋はそれさえも感じたようで、恋は小さく喘いだ。

「お前なんかいい匂いすんのな」
しかもやわらけー髪だなあと思いそう言うと、恋は照れながら俺が髪をいじる刺激に対抗しつつ身体を震わせていた。

こいつどんだけ人を煽れば気がすむんだよ
俺は恋の警戒心の無さに少し苛立ちを覚えながら、恋の首筋に別のキスマークをつけた。

これ以上恋と一緒にいるとやばいなと思った俺は、恋に忠告だけして風呂へと向かった。

〈律side fin〉
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