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第6章 嫉妬

「てかてか！先輩〜あたし面白いもの撮っちゃったんです〜❤︎」
と1人の女の子が先輩と呼んだ人物にスマホの写真を見せる。

「なにこれ、こいつこの前も王子に呼び出されたとかなんとか言ってたやつだよね？？ ふーん…」
そう言いながら先輩と呼ばれた人物は、スマホを取り出し誰かに電話をかけた。

「あ、薫子〜〜？？ちょっとさ例のあいつ放課後あの教室に呼び出しといて。」
要件だけいうと電話を切った。

今時の女子高生はなんでこんな陰湿かねえ…
そう思うがまあ興味はない。
なんていうか女って生き物はこういうのがつきものなんだろうと思う。

「放課後が楽しみになって来た！❤︎」
そういうと少しの間、わちゃわちゃと話していた女の子達は
「先生またね〜❤︎」
と保健室を出て行った。

ああいう女って本当性格ひん曲がってるよな…

そう思いながら俺は再び雑務に取り掛かった。