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溶かされてみる?
第6章 嫉妬

「あの、ハゲ狸!!」
今日の俺の昼からの1日は最悪だった。
ハゲ狸(あ、教頭です)がいたらん仕事ばっかよこしてくるせいで下校時刻を過ぎても仕事が終わらず、やっと今仕事を終えることができた。

今何時かって?? 時計は20時17分を示している。
あーきつかった、今日の晩飯なにかな。

そういえば今日あいつが料理当番って遠哉が言ってたな。
ちょっと期待して帰る支度を早く終え、保健室を出る。

もう外真っ暗じゃあねえか。
さすがに今10月中旬のため、外は暗くなるのが早く外も結構寒かった。

「早く帰ろ」
そう呟いて校舎を歩き、靴箱の前を通ると

「はじめはそう聞いてなかったの!!」
と何人かの生徒が言い争っている声がした。

俺は何でまだ生徒が残ってんだ、もう20時過ぎじゃねーかと少し呆れつつ帰れと残っている生徒たちに注意するため靴箱へ向かった。

「あたし、ちょっとびびらすだけって聞いてたのに!」
「うちだってそうだよ!」
「恋をどこに連れて行ったのよ!!」

恋??俺は生徒たちの話す会話に少し不信を抱き、生徒たちの元へ駆けつけた。

「倉庫だって、智衣(ちえ)先輩は言ってた!嘘じゃない!」
「どこのよ!言いなさい!!」

靴箱の隅で話していた生徒たちを見つけ、俺は生徒たちを見た。
こいつらって…
そこには女の子が5人いて、そのうちの4人は保健室によくくるグループの中の何人かであり、もう1人は恋の友達の双葉だった。
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