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溶かされてみる?
第6章 嫉妬

俺は倉庫と聞いて1つだけ思い当たる場所があった。

絶対あの学校の敷地の離れにあるとこだな。
そう思い、俺は全速力で倉庫まで走った。

…ハァハァッ…
倉庫がある場所に着いたが、辺りはすごく暗くそして校舎よりもかなり寒かった。

チッ早く見つけねえと。
そう思い周りを見渡すと、1つ外から鍵がかけられた倉庫を見つけた。

俺は倉庫の扉を激しく叩きながらあいつの名前を呼んだ。
ここにいねえのか??そう思った瞬間
「……せん…せ…」
微かだがそう返事をした恋の声が聞こえた。

俺は倉庫の扉を思いっきり蹴ると、建て付けが悪かったおかげで扉は壊れ倉庫の中に入ることができた。

そこには涙と殴られた痕が痛々しい顔をした恋が横たわっていた。
俺はすぐさま恋に駆け寄ると、安心したようにこっちを見て微笑みながらぐったりとし意識を手放した。

かなり熱いな…それに
きっと集団で何かされたのだろう…顔だけじゃなく身体にも目に見える傷がたくさんあった。

俺は恋を抱え、急いで家に帰った。

〈暁翔side fin〉
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