この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Laziness と Hard working
第27章 束の間

雅貴にもついているのか?
まさか
杏ちゃんにも?

杏ちゃんの能力を
欲しがっているのか?
全くわからない
考えが纏まらない

«今回こちらに戻ったのは
何か理由がありますか?
坪倉さんに何かあったとか»

杏ちゃんからだ
あそこにいても危ないと
予知したんじゃないか

緊張しっぱなしだったし
今は
研ぎ澄まされた刃物のようだ
持たないだろう

雅貴のところは落ち着くらしい
雅貴もゆっくり眠らせたいと
ずっと言っていた

そういえば
さっきは何だったんだ?

杏ちゃんの予知か?
危ない事だけわかって
辛いだろう

«藤井さんは
亜麻屋も危ないと予知しました»

詳しく話した
チーフの危なかった事を
見せられた事も

杏ちゃんの予知は
外れないよな
怖いほど当たる

そして回避させる
今だけかもしれないけど
当てにしたくなる

でも一般市民なんだ

«もし坪倉さんと結婚したら
一般市民とは言えないですよね
セレブリティだし
世の中にいくらか
影響をもたらしますし
もしかしたら株にも
多大な影響が出る可能性が»

ん?
そこか?
坪倉は財閥だから
大金が動くだろう?
逆に考えるんだ
杏ちゃんが居なくなって
政略結婚でも株価がかわるな

最初と今は事件が変わったのか?

犯罪者はわからないな

«でも途中から
犯人が変わったとしたら
つじつまが合う気がします

寒河江の死亡で決着

今起きていることも
寒河江に押し付けて
終われたら犯人は
楽ですよね»

そうだな
亜麻屋ずっと黙っているが
何か考えがあるのか?

‹俺が犯人なら
どうするか考えていました›

ん?
どうするとは?
お前ならどう動く?

‹俺なら藤井さんを
コントロールする事を考えます
良い事を予知出来るように›

うむぅ

‹株や世の中の状況が判れば
先の事が判るわけで
自分の動き方が変わりますよ
有利に動けますから›

そうだな
だが杏ちゃんの予知が無くても
そこそこ判断出来るだろう

‹万が一とかに備えられる

でもそんな事で
仲間をやられたんだったら
俺は許せないです›

私もそう思う
理由がわからないのが
腹立たしい


/420ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ