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Laziness と Hard working
第27章 束の間
『雅貴さん
私は貴方を巻き込んでしまった
それが辛いの』
「⋯
そんな事
僕は何も気にしていないよ
この話は叔父さん達が
いない時にしようよ
今日はゆっくりして欲しい」
〖杏ちゃん
とりあえず今日は
ここで
明日また私達が来た時でも
間にあうでしょ
今日は雅貴に甘えなさい〗
『でも』
〖明日
また来るから〗
『わかりました』
〖ご馳走さま!
じゃあ明日
午後に来るから
今城達は朝から着かせるよ〗
ガチャリ
杏?
どうしたの?
父は杏の事を
とても心配していたんだよ
あの子は大丈夫なのか?
開口一番が
その言葉だった
僕の事は聞かずにね
まぁ顔は時々合わせているから
良いんだけれど
わかる?
父が家族以外を心配したんだ
父を知らない杏には
どういう事かわからないだろうが
雅貴は自分の家族の話しを
杏にゆっくり話し始めた
·
·
·
·
·
杏はまた泣いてしまった
『雅貴さん
話してくれてありがとう』
そして
僕を抱きしめて
また涙を流して
『雅貴さん
貴方は私を大切な人と
いつも言ってくれる
雅貴さん
私も貴方が大切な人です
でも甘えてばかりいられないの』
ねぇ杏
僕は杏が
此処に居てくれるだけで
生きている
そう思えるんだ
何をしても
誰とKissしてその先があっても
僕は杏が此処に居てくれたら
それだけで良いんだ
だから
僕を見捨てないで
愛している
杏
あなただけを
僕の全てで貴方を
愛するから
ねぇ杏
Kissをして
杏
ギュッと抱きしめて
杏
貴方しかいない
僕の杏
僕はあなたの物だから
『雅貴さん
抱いて
私を抱きしめて
貴方を感じさせて』
額に
瞼に
頬に
唇に
熱いKissがおちてくる
杏
愛しているよ
抱き上げられ
ソファに
首筋にKiss
また唇を
求められ
舌が絡み合う
クチュクチュ
水音がする
“私はこの人が好きなんだ
だから
だから
側にいてはいけないんだと
そう思うんだ
溺れてしまう
この人に
私を愛していると
そう言ってくれる
雅貴さん
貴方に”
『雅貴さん
壊して
私を壊して』