この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Laziness と Hard working
第27章 束の間
雅貴と杏ちゃん
本当に仲が良いんだね
「さぁご飯にしようね」
『手伝うね』
「僕のお姫様は
座っていてください」
今城も亜麻屋も
少し驚きながら
ふたりのやり取りを見ていた
〖ほらふたりが驚いている〗
ニッコリ笑う雅貴に
八雲も驚いた
「叔父さん
これは日常ですから(笑)
ね?杏♡」
『うん
いちも雅貴さんが
なんでもしてくれるの
たまに私が何かしようとしても
僕がするよ
と私は何もしないのね💦💦💦』
ご飯を食べましょうね(^.^;
·
·
·
·
·
ご馳走様でした😍
『ねぇ雅貴さん
さっきの話
聞きたいの
お父様と何を話したの?』
「あぁ
父は杏のことを知っていたんだ
今回の事も大体は把握していた
父は
もう少し待て!
とそれだけ言っていた」
〖義兄さんは
少し待て!と?
わかってるのかな
杏ちゃんの事も知っている?
やっぱりか
表も裏も顔が効くのは
伊達じゃないよなぁ〗
『私に何か出来ることは?
それとも
もう何もしなくても良いの?
雅貴さん
あのね
私ね
どうしようか』
杏の様子が変だ
何か不安?なのかな
「大丈夫だから
父の言うことを
父に任せておけば
何も心配ないから」
俯いて何かを考えている
杏の考えている事は
予想がつく
「杏
今日はゆっくり寝ようね
また次の事もあるだろうし
叔父さん達も
暫くはここで話をしたら良いよ
ここなら盗聴器もないだろうし
僕は仕事に行くけれど
叔父さん達が居てくれたら
安心だから
そうしてよ」
〖そうさせてもらおうか
内のチームも良いのか?
コンシュルジュに
またチームのメンバーを
置く事にするよ
急な事はこの部屋を借りて
話し合いをさせた貰うな
まぁ今日は帰るが
明日から⋯
義兄さんの出方かな〗
「父は⋯
何を知っているのかなぁ」
〖今日は帰るよ
明日また
此方に寄るから
集合させてもらう
ご馳走さま!〗
八雲達は帰り支度をしはじめた
杏は
『私も一緒に行こうかな』
はぁ〜?
〖杏ちゃんは此方に
ゆっくり休んで
備えないとだよ〗
『私ここに居ても
雅貴さんの邪魔にしか』
「杏は
どうかしちゃったの?
邪魔になるとか
僕は杏が此処に居てくれたら
安心なんだ
此処にいる限り
杏に害は及ばないから」