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Laziness と Hard working
第28章 雅貴の父
『こんばんは
今日はお忙しいところ
ありがとうございます
私の為にお時間を作って頂き
ありがとうございました』
杏ちゃん
堅苦しい事は言わないで
康綱の話をしようか
詳しくは
藤井ファミリーについてかな
食事は適当に頼んだよ
お寿司は何が好きかな?
お魚が好きみたいだから
焼き物を頼んだけど
雅貴の話じゃ
あまり食べないとか
お刺身を頼む?
『あっ
ありがとうございます
沢山は食べられないので
おまかせします
私の家族が
坪倉さんに
何か関係があるのですか?』
まぁ焦らずゆっくり話そう
康綱のお嬢さんだから
そして
私の家族になるかもしれない
大切なお嬢さんだから
『家族になる?』
雅貴の嫁になってくれたら
康綱との約束も果たせる
さて
何から話そうか
まずは
杏ちゃんのお母さんからかな
彼女は私が好きだった人なんだよ
学生時代の話だが
でも彼女は既に
康綱と付き合っていたんだよ
知らずに告白して
丁重に断られた(笑)
家柄も良いし
坪倉の家でも彼女なら
許してもらえると
私はそう信じて
ひとりで盛り上がって
そした撃沈したんだ(笑)
康綱が嫌になるまで待つと
そこまで言ったんだよ(笑)
『びっくりです
母は父が大好きで
私から告白して
付き合ってもらったの
いつもそう言って
杏がパパを大好きでも
パパは私のだからね(笑)
と父を愛していると
いつも私に言い
杏も
パパみたいな素敵な人と
出会いなさいね♡
今もそう言ってくれます
両親はとても仲が良かったです』
そうかぁ
康綱も幸せだったんだね
私は妻と出会って
幸せにすると約束したけど
そんなふうに愛せていたかなぁ
だから雅貴は
あんな風になってしまったんだ
今は
杏ちゃんが居るから
雅貴は笑っているけどね
康綱との約束
私は果たしたいんだよ
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『今日はありがとうございました
若い頃の父の話を聞けて
とても楽しかったです
そして良かった
私いろいろ考えちゃって
なかなか纏まらなくて
これから母に会いに帰ります
坪倉さんの事も
雅貴さんの事も
父と母に話します
まだ最終に間にあうから
今日はこれで失礼します
ありがとうございました』