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Laziness と Hard working
第29章 杏ちゃん 実家に帰る
『今城さん
明日何処かのホテルで
麗子ちゃんと会えませんか?
誰もいない方が
全部話しやすいので
宿泊でも構わないので
お願いします』
わかりました
手配しておきます
でもホテルなんて
大げさですね
『聞かれたくない話もあるし
ホテルなら警護しやすいでしょ?』
まぁ確かに
杏さん
麗子さんだけは特別なんですね
『言いたい事はわかります
でも私が麗子ちゃんの事を
貴方に話すのは
やっぱり違うんです』
聞きませんよ(笑)
言いたくない事は
話さなくて良いですから
麗子さんが特別な事は
わかりましたから
『やっぱり今城さんは
物わかりが良いんだね
麗子ちゃんと話したら
今城さんにお願いがあります』
出来る事なら
何でも言ってください
『今城さんしか出来ないかも
でも断わると思いますが
後で話しますね』
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
『麗子ちゃん
いろいろ話しがあるの』
何でも聞くよ
今までの話しを全部
話した
坪倉さんの事
雅貴さんに子供が欲しいと言われた事
ふぅ〜ん
子供ねぇ
雅貴さんも強行な感じだね
杏はどうしたいの?
またわからないとか?
『わからないけど
雅貴さんの事は大切な人だと
それは自覚しているけど
甘えられるのもあの人だから?』
わかってるんだね
雅貴さんは杏が思うより
強い人だと思うんだ
『あのね
リンクしちゃうの
触られたり
そのKissしたり』
ふぅ〜ん
気持ちいい事している時に
一緒に感じちゃうんだ
凄いね
『良くない事なの
でね
ちょっと試してみようと
企み中なんだよ
┈┈┈┈なの┈どう思う?┈』
杏は酷い人だね?
でもそれが杏の為なら
試してみても良いのかな?
『酷いよね?
でも頼める人はあの人しか居ないから
ところで麗子ちゃん
亜麻屋さんはどう?』
どうって?
良い人だよね
優しいし明るいし
でも無いわ
私は日本から出ちゃうし
『日本に戻って
こっちで暮らすとか
そう考えたりしないの?
亜麻屋さんなら
私も安心なんだけど』
ん?
亜麻屋さんが
気にならない訳じゃないけど
今は彼氏とか要らないよ
『そうなのね
私は麗子ちゃんが
日本で暮らしてくれたら
嬉しいけどね』