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Laziness と Hard working
第31章 藤井家 の 人々
寝たふりしてる私
雅貴さん
また
愛してるって(笑)
どうしたら
良いんだろう
髪を撫でてくれる
Kissしてくれる
ふふ
気持ち良いなぁ
「杏?
もしかして起きてるの?
お話ししようよ」
眠いの
少しだけ寝たいの
そう思っていたら
雅貴さんも横に入ってきて
私を抱きしめて
耳もとで
「杏がいてくれる
それだけで嬉しいんだ」
-☆Chu!!
耳をペロッと舐め
『いやぁ~ン
くすぐったい』
「ほら起きていた(笑)」
『でも眠いの
お話は後でちゃんとするから
少しだけ寝かせて』
「良いよ
眠れるならね(笑)」
首すじにKissをして
ペロペロと舐める
『ずるい
気持ちいい事しないの』
「子供がほしいんだよ」
『雅貴さんが育てるんでしょ?』
「そうだよ
オッパイは杏しかでないから」
『そうだけど
Milkもあるでしょ
あげるけどね(笑)
雅貴さん
私で良いの?
不安なの』
「そんな事は気にしなくて良いよ
父も杏ちゃんって呼ぶくらい
気にいっているし
僕は杏じゃなければダメなんだよ」
『⋯』
「家柄だって問題ないでしょ?
僕は杏のご実家の仕事を
凄いと思っているし
それは父も同じだと思うよ」
『籍は入れなくても良い?』
「杏がそう望むなら
僕は構わないよ
いつかは同じ名字になりたいけど
杏のご実家の事があるんだろう
藤井の人間と慧さんが言っていたから」
『そうね
藤井の家の事は関係あるけど』
「けど
何?まだ心配があるの?」
『心配?』
「心配じゃないの?」
『わからない』
「杏
僕を受け入れて」
『さっき家柄って言ったよね?
藤井の家は家柄とか
そんなのじゃないよ』
「そうなの?
格好良かったけど」
『母の家ならね』
「お嬢様かな?
雰囲気出てる」
『時代が時代なら
お姫様らしいよ
おじ様に聞いてみて
いちばん知っているはず
両親は話してくれなかったの
何度か母の実家に行ったけど
なが〜い廊下で怖かったよ』
私は子供ながら
この家は恐ろしいと
そう思っていた
父に話した事がある
絶対に言ってはいけないよ
そう言われた事を思い出した