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Laziness と Hard working
第33章 麗子ちゃん 行ってらっしゃい そして私も
ゲートでハグする
不安で落ち着かなくなるの
《杏♪
大丈夫だから
また旅行に行こうね》
寂しくて涙が出ちゃうよ
『また遊びに行くから
麗子ちゃん気をつけてね』
《行ってきま〜す
雅貴さん
杏のことよろしくね》
元気に手を振る麗子ちゃん
気づいたら泣いていた
離陸して空へ
小さくなるまで見つめていた
『見えなくなっちゃった
(p_q*)シクシク』
杏そろそろ帰ろうか?
『雅貴さん
先に帰って
私はもう少し此処にいるから』
じゃぁ僕ももう少し居るよ
『帰っても良いよ
仕事に行ってください』
“そんなに寂しそうな杏を
置いて帰れないでしょ?
無防備だし
誰かにお持ち帰りされそうだ”
『やっぱり寂しい
雅貴さん
手を繋いでくれる?』
良いよ
仕事は行くけれど
今の杏は置いていけないよ
ニッコリ笑って
『ありがとう
雅貴さん
だから好き♡
わがまま言ってごめんなさい
帰ります』
杏?
今の好きはどういう事?
『優しいから好き
そういう事だよ』
“そういう事かぁ
期待しちゃったよ”
じゃあ帰ろうか
“まだ空を見上げている
杏
そんなに寂しそうな顔をしないで
麗子ちゃんの所に行って良いって
言いそうになるから”
『うん』
繋いだ手をギュッと握る
ハッとして僕を見つめて
『ごめんなさい
雅貴さんも寂しいよね?
もう大丈夫だよ』
笑っていってくれた
大好きな杏を
悲しませたくないけど
僕も寂しいんだ
また会いに行けば良いよ
今度は僕も一緒に行きたい
良いかな?
『私は良いけど
麗子ちゃんが泊まれなくなる
雅貴さんは別のお部屋で良いのかな?』
笑ってる
僕は杏と旅行に出かけられたら
それで良いんだよ(笑)