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Laziness と Hard working
第33章 麗子ちゃん 行ってらっしゃい そして私も
先日の話し
温泉から帰ってきました
私達は
満面の笑顔で
『只今帰りました
雅貴さんはお仕事かな?』
《お邪魔します
もうすっかり馴染んじゃったね
杏の部屋はどうなったの?》
『解約したんだよ
家具とかは警察で調べるとか?
あの部屋は便利だったけど
流石に怖くてもう住めない
そんな感じかな』
《確かに杏の部屋は便利だったよね?
私も日本に居たら
あそこら辺りが良いなぁ》
『雅貴さんの持っている
部屋で凄くいい所があるの
そこに住もうか考えているんだよ
雅貴さんに話したら
絶対に反対されそうだけどね(笑)』
《部屋も持ってるんだ?
凄いね
やっぱり御金持ちなんだよね!》
『私はお金の事は
あまり気にしないけど
無いよりは良いくらいかな?』
《そうだよね
無いよりは良いけどだね
たまたまお金持ちだった
それだけなんでしょ?》
『当たり!
私は無職の時もあるし
それを言ったらキリがないから』
《今更だけど
雅貴さんって超人だよね(笑)
杏のマイペースも動じないでしょ?
わがままも聞いちゃうし
やっぱり杏には
雅貴さんしか居ないんだよ》
『疲れたね
ちょっと寝ようよ』
は?
《そ、そうね
確かに疲れたね》
『麗子ちゃん
洗濯物ある?
今のうちに洗濯しておくよ
麗子ちゃんは荷物まとめないとだから』
《旅行のことになると
気が利くんだね(笑)》
『だって、あんまり日にちないから』
とか言って
全然分けないのは
やっぱり杏らしい
『私も一緒に行きたいなぁ』
《雅貴さんが寂しがるでしょう?》
『そうだけど
麗子ちゃんと離れたくない
日本に帰ってこないの?』
《いろいろね
でも、一旦戻ってから
仕事もこれからの事も
ちゃんと考えるよ
結果、戻ってくるかも知れないし》
『そうだよね
私は帰ってきて欲しいけど
仕事もあるし
契約もあるんだよね?
今回、頻繁に会いすぎて
感覚が麻痺しちゃった』
《私もかなぁ
杏不足になるのか?(笑)》
眠そうな杏
本当に子供みたいなスベスベの肌
可愛い
大好きだよ♪ 杏
ずっと友達でいようね
ふたりで抱き合って寝てしまいました