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Laziness と Hard working
第33章 麗子ちゃん 行ってらっしゃい そして私も
部屋に連れて帰り
温めのお風呂に
ゆっくりふたりで入る
「こうして
杏とお風呂に入るのも
あと少しだね?」
うふふ
「笑ってないの(笑)」
『雅貴さんは寂しい?』
「もちろん!
毎日、枕を濡らすかも
眠れなくて杏に会いに行くかも
一緒にご飯食べたくて
杏仁豆腐を山ほど作るかも」
うふふ
「笑ってばかりだね」
『私も寂しいよ
ねぇ雅貴さん
何日かお休みできるの?
温泉も行きたいんだなぁ』
「そんなに急がなくても
引っ越しても会えるでしょう?」
『そうだけど
しばらくは会わないつもりだよ
寂しくて直ぐに戻ったら意味ないし
だから、やっておきたい事は
今月中にしておきたいんだけど』
「そうだね
わかったよ
年明けから僕は出張で
日本に居ないからね」
『それなら旅行も行ける?』
「12月に引っ越しって事にしてくれる?
今月中に全部は無理かもしれない」
『う〜ん
暮れまでは居られないけど
それで良いかな?』
「それが良いよ
少しなら引っ越しも
手伝えるしね」
『わかった(笑)
無理させてごめんなさい』
「そろそろ上がろう
杏は疲れてるからね
ゆっくり休ませたい」
『雅貴さんはご飯食べたの?』
「あぁ!まだだったね
適当に作れるから
杏は寝ていいよ」
『今日はそうさせてもらうね』
サッと身体を洗いシャンプーをして
杏を先に上がらせた
「毎日のこの時間が
無くなるなんて
僕は耐えられるだろうか?
愛してるよ
僕は杏が居てくれるだけで
それだけで良いのに」
ひとりで呟く
「子供が欲しいんだ
杏と僕の子供
流石にこればかりは
神のみぞ知る!
そういう事だね(笑)」
身体を洗いながら
“もうしばらくおあずけだよ(笑)”
杏を思うだけで
反り立つそれを
宥めていた
「もう寝たかな?
杏も少し食べて寝ないとだよ」
bedに居ない!
リビングを見ると
ソファーに丸くなって寝ている
「風邪をひくよ」
何度こうして
bedに連れて行ったかなぁ(笑)
本当に目が話せない人なんだよね
おやすみChu!☆