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Laziness と Hard working
第16章 雅貴さんのお楽しみ
「あん?」
杏とすると抑えられない
壊さないかと心配するほどだ
僕は杏の物だよ
杏も僕の物になって欲しい
「ふっ
杏が好きでどうしょうもなくなって
押さえが効かない
ガキか僕は」
意識を飛ばした杏を
撫でながら
頬にKissを落とす
予定が狂っちゃて
少し修正しないとだ
今が大事だと言う杏
先を考えたくないと言うが
あの話は
もしかしたら
杏の本音かな?
子供が欲しかった!
今も諦められないか?
僕が忘れさせてみせるから
寝ている杏をシャワーに連れて行く
膝に座らせ
華奢な身体を洗う
また無理させたね
髪を洗い
湯船に杏を抱きながら浸かる
“こんなに僕を夢中にさせて
本当に悪い子だよ”
長い睫毛が動き
杏が目を覚ます
『ひゃぁ またお風呂だ
重いのに 駄目だよ』
「何キロくらいだろう?
40ある?」
『言うわけないじゃない
熱いの もう上がりたい』
「立てる?」
『多分ね』
杏は立ち上がろうとしたがふらつく
支えて脱衣場へ
身体を拭きタオルに包んで
ベッドに寝かせた
『まただ
ごめんなさい』
⑅∙˚┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈˚∙⑅
「あん? 聞いていい
まだ忘れられないだろうけど
次は僕と旅行に行かないか?」
『どこに?』
「日本のどこか
海外だと何処に行きたいの?」
『前にもこの話したけど
砂漠の国かアフリカ他には
いくつかあるけど』
「アフリカは直ぐに行けないから
砂漠の国ってエジプト?
ピラミッドを見たいの?」
『雅貴さんは何国語?話せるの
私なんて日本語もままならないけどね
波瑠ちゃんは五カ国かな』
『あっ雅貴さんは
僕って言ってるけど
どんな覚悟がいるの
聞いても何も変わらないと思うけど』
「今の杏でいてくれたら
それだけで良いんだ
杏は杏だから」