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Laziness と Hard working
第17章 麗子ちゃんの一時帰国
私は暫く新しい人達とは出逢わなかった
たまに合コンに顔を出し
またダラダラと過ごす
仕事は必死に頑張る
雅貴さんは仕事が忙しくなり
あまり会えなかった
ある日
๑๑๑駅に知った人が居た
あの人だ
知らないふりをして通り過ぎようか
あぁ〜 見つかっちゃった
本当に要領が悪い
「杏ちゃん久しぶり
また会いたくなって来たよ」
『この間の話は忘れましたか?』
「忘れないよ
何処かで話をしたいんだけど」
『もう話は無いですが
最後にお茶でもしますか?』
「そうだね」
Cafe
「この間の話
私は
びっくりしたけどね
私は妻と別れられないと
何度も話していたけど
自分が杏ちゃんに溺れて
全てを投げ出してしまわないように
足枷を自分に履かせていたんだ」
『· · ·』
「離れてわかったよ
やはり杏ちゃんが好きなんだ
私には杏ちゃんも必要なんだ
また会ったり出来ないか?
彼氏が居ても
他に抱かれる相手が居ても
時々逢いたい杏ちゃんに」
『今更何を言うの?』
「全ては叶えてあげられないが
杏ちゃんが私の子供を望むなら
それは叶えて欲しい
私も嬉しいし」
『なっ⁉酷い』
「私は⋯
杏ちゃんを愛してるんだよ
ただ結婚をしてしまっていた
杏ちゃんが居ないと
私も辛いんだ」
『私にどうして欲しいの』
「酷い事を言っているのは
わかってるのだが本心だよ」
『どうかしちゃったの?
私は今ホッする人が居るんだよ
前は貴方がホッする場所だった
大好きだった
でももう過去だから』
スマホを取り出し
『貴方の連絡先削除します
LINEもブロックします
もう関わり合いはありません
貴方も私もタイミングを逃したんです
最後に抱かせて
とか言わないで
これ以上貴方に失望したくない』
私は雅貴さんに電話する
『もしもし今大丈夫?
お願いがあるの
๑๑๑駅に直ぐに迎えに来てほしいの
お願い直ぐに直ぐに来て』
「杏ちゃん」
『私をこれ以上惨めにしないで
貴方を嫌いにさせないで
だから終わりにしてください』
「杏ちゃん
私とやり直したくない?
妻と別れると言ったら?」