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彼の魅力は激しく熱いー叔父と姪が堕ちた禁断の愛
第3章 喫茶店『涼風』



「・・・・・」


急に舞が夕御飯を作ると、店から飛び出して行ってしまった。


子供の頃から知っている姉の一人娘の舞、僕にすれば可愛い姪っ子で、親戚筋という事でバイトの話も快諾したが、最近の舞は様子がおかしい。


挙動不審というか、心此処にあらずというか、とにかくボーっとしている事が多い‥
今も何かを考えているようにボーっとしていたので、手伝おうとしたらこの始末。



「・・・手・・・」


触れた舞の手は少し荒れていた‥
多分毎日こうして掃除から洗い物、果てには家の食事まで舞が一手に引き受けている為。


少し分担比率を変えないと、舞の疲労は溜まる一方‥
分かってはいるが、僕の珈琲への拘りで、なかなか他の事に手が回らない。



「・・・手・・・」


つい舞の手に触れた僕の手を見詰めてしまう、荒れていても温もりが心地良い手‥
舞が子供の頃は、抱っこしたり手を繋いだりしていたが、何時の頃からだろうか、舞が僕に触れなくなったのは?


叔父として寂しい気持ちと、なんだろう‥‥触れて貰えない寂しさというのだろうか?
触れて逃げられるのは心境複雑、舞は何を思い僕を避ける??


バイトに来て一緒に住んでいるのに、微妙に避けられる寂しさ‥
何故寂しいと思うのか、それは僕自身にも理解出来ないでいる・・


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