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彼の魅力は激しく熱いー叔父と姪が堕ちた禁断の愛
第4章 叔父と姪の間柄
『勿体なー!』
『地元が良かったの、それだけ』
『絶対何か隠してるよね?』
『何も‥‥‥』
スマホをタップしていた指が止まる‥
何も隠していない訳が無い‥‥一番大切で一番誰にも言えない隠し事。
「見て‥‥くれないって分かっているのに、私の事は姪としか見ていないって分かってるのに‥
どうして諦められないのだろう私」
どんなに思っでも、叔父と姪の一線は超えられない‥
どんなに好きでも、遥叔父さんは遥叔父さん‥
どんなに愛しても、決して結ばれない間柄‥
ちゃんと理解しているのに、好条件の就職先を蹴ってまで遥叔父さんを見ていたい方が勝った‥
だって就職先は東京だったから、受けていたら遥叔父さんには会えないと思って‥‥
「こうして夢が叶っているのにね‥
何が不満なんだろう‥‥って言葉に出さなくても‥‥」
‥‥分かってる、絶対に遥叔父さんに触れられないから、私が思うような関係にはなり得ないのに、こうして此処に居るから愚痴りたくもなるんだって。
『何も無いよ』
私はそう書いて送り、スマホを手放した‥
何時も愚痴ばかりでごめんね、何時か埋め合わせはするから。
「・・このまま寝れるかな?
身体まだ怠いし・・」
遥叔父さんがくれた小瓶を握り締めながら目を瞑る、少しだけ遥叔父さんに近付けた気分を味わいながら・・・