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第6章 信の恋

「告白しねぇの？」

「こ、告白なんて！！」

「なんで？付き合えるかもじゃん」
「相手、結婚してるわけじゃないんだろ？」

「そ、それは・・・そうだけど・・・」

「相手に彼女でもいるのか？」

「・・・いないけど・・・好きな人はいるみたい・・・」

「告白してみなきゃわかんねぇだろ？」

「・・・わかるよ」

「・・・どれ位、片思いしてんの？」

「・・・さんねん」

少しショックだった
一年位だと思ってた
なぜなら、俺と時田が同じ部署になって三年
そんな素振りがなかったから・・・


「告ってみれば？」

「・・・言えない」

「そのままでいいのか？」

「・・・良くは・・・ない」

「・・・なら・・・」

「振られるのが・・・怖いの」

時田は俯く

驚いた
振られるのが怖いって・・・
いつも元気で・・・ムードメーカーで・・・
明るくて・・・

怖いものなんてなさそうなのに・・・

俯く時田が小さくて・・・
なんだか健気で・・・
女の子みたいで・・・

ドキドキした