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あなたがすきでたまらない
第9章 啓介vs・・・
「あっ・・・あの・・・啓介さん・・・」

「何?」

俺は内心の疑心を確信に変えながらもこのはに笑いかけた

「も、もう、注文しちゃいました?」

「うん。モダン焼きと焼きそば」

「そ、そうですか・・・なら、いいんです・・・」

確定かな?
このはの態度が俺に教えてくれている
店を出たいって・・・
早くこの場から去りたいって・・・
このは?何度も言うけど・・・俺・・・
(元)刑事だよ?


「なに?急に?」

俺は平静を装って話しかけた

「あっ!!お、お腹・・・痛くなっちゃって・・・」

「そうなの?それは大変だ」

あくまで白々しいこのはの演技に、俺も白々しく応えた

「な、なので・・・お、お持ち帰りとか・・・」

「それは名案だな。ちょっと聞いてくる」

「す、すいません・・・」

「あっ。このは?お腹痛いならもう少しお手洗いに行っておいたら?」

「そ、そうですね!!」

このはは多分・・・絶対、用もないお手洗いへと戻って行った

このはは隠し事が下手だな・・・
なんて・・・
笑いがこみ上げる

めっちゃ真剣に悩んでるのか・・・
焦ってるのか・・・

まぁ?
どっちでも?
このはの行動は俺には可愛くて仕方がないんだけども?

けどさぁ?

このはと、今の状況は俺にとっては・・・
好都合。
さっき聞いた信の話を確信に出来るから


だって、このはが俺に気を使って嘘ついてんだよ?
まぁ、実際、居心地、悪くなってんじゃん?
俺、それに気がついて、俺も腹立ってしまうだろ?

・・・せっかくさ?
粉モン入門編を教えてあげたかったのにさぁ?

俺にキャーキャー、言うだけの躾のなってない店員だけだったらさ?
俺もそこまで思わなかったけどさ?

・・・違うよな?
・・・違うだろ?

さっき俺を最後に偵察してきた女はさぁ?


あきらかに・・・
俺に対して・・・
焦ってたよな?

だろ?

俺ね?
好きな女になんかあったら・・・
絶対に・・・
許せないタイプでな?

それが子どもであっても。

なんだよ

あぁ・・・

刑事じゃなくて良かったって・・・

今、思ったわ。



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