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あなたがすきでたまらない
第9章 啓介vs・・・
さっきからそれ程時間は経ってない
俺は今来た道を戻り天高生の居る店へ急いだ

高校生のバイトって22時までだったかな?
チラリと時計を確認する
今は20時

早退してないといいけどな・・・
俺は店からすぐのコンビニで腹の足しになる物を食べ天高生を張り込んだ

「お疲れ様でした~」

やっと来たか。
22時を少し過ぎた頃、彼女が店から出てきた

少し様子を伺いながら天高生を尾行する事にした
すぐに話かけないのは以前の職病業ってやつだ

店を出ると天高生は電話を取り出し誰かにかけてるようだった


「もしもし?ちょっと聞いてよ!!」

少し離れてる俺にも聞こえる位の大きな声
夜道の痴漢よけかもしれないが・・・
彼女の素の行動だろうな。
しばらく天高生の会話に聞き耳を立てた

「来たんだって!!私のバイト先に!!」
「あの転校生とイケメンが!!」
「ほんとだって!!しかも、何か変な事言われたし・・・」

変なのはお前だよ
心の中で呟いた

「なんか・・・ネックレスの事とかさぁ・・・シュンの事とかさぁ・・・」
「絶対、紺野がチクったんだよ!!」

俺にチクったのは信って奴だよ

「あいつ・・・ほんとムカつくんだけど!!」

共謀者に電話してるのか?
俺はお前にムカついてるけどな


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