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あなたがすきでたまらない
第9章 啓介vs・・・
「助けて下さい。だろ?」

俺はため息をついた
面倒くせぇけど、犯罪を見過ごすわけにはいかねぇしな

「た、助けて・・・ください」

「あと、ネックレス盗ってごめんなさい。は?」

「ネ・・・ネックレス・・・盗って・・・ご、ごめんなさい」

彼女の顔は泣く寸前

「ちょっと、ちょっと~。そんな悪い事してたんだ~?」
「詳しく話を訊かせてもらおうか?俺ら刑事だし?」
「「ぎゃはは!!」」

刑事ネタ・・・笑えねぇな

「そんなに面白いか?」

俺は男達に近づいた

「は?何おっさん?やる気スイッチ入っちゃた?」

「・・・ああ。押してくれてありがとうな」

「で、どうすんの?」

「とりあえず、今すぐ黙ってどっか行け」

「はい。そうですか~。って行くと思ってんの?」

「そうした方がいいだろうな」

「あほか?んな訳ねぇだろ!!」

男の一人が殴りかかって来た

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