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第11章 このはｖｓ・・・

「うん。うそ。ははは。やっとこっち向いた」

「なっ！！！」

なんなの？
なんなの？
私をからかって面白いの？
私は真っ赤になって柳さんを睨んだ

「怒った？ごめんね？」

「な、何がしたいんですか？い、いい加減にして下さい！！」

私だって怒るんだから！！
怒ったら怖いんだから！！

「せっかく同じ委員になったんだし、どうやったら仲良くなれるかな？って思ったんだけど・・・ダメ？」

「私は仲良くするつもりありませんから」

柳さんにビシッと言ってやった
相手にするからいけないんだ
そう思い私は早足で歩きだした

「わぁ～。ショック。俺のガラスのハートが割れそうだわ」

「・・・」

何がガラスのハートよ！！
勝手に割れたらいいんだ

「・・・お～い。谷川さん。俺のガラスのハートのかけらそっちに行ってない？本当に割れたみたいなんだけど・・・」

「・・・」

ば、ばかみたい。
この人何を言ってるのかしら？
私は元気そうな柳さんを無視してスタスタと歩き続けた