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あなたがすきでたまらない
第2章 啓介の新生活
「だからかな?」
「慣れてるのは・・・」

このはを抱きしめる手に力が入った


このはが気にする事実を言った所で
このはが悲しむだけだ

それに・・・
実際、当時の彼女の制服を慣れて脱がした事なんてなかったし

彼女の家に行った事があっても相手は私服だったし

こうやって・・・
思い出すだけでも・・・
このはに罪悪感を感じてしまう



「・・・ほんとうに?」

このはが俺を見つめる


「うん」
「ほんと」
「今度、ユキに会ったら聞いたらいいよ」
「「ユキさんって、だらしなかったんですね」って」

俺の言葉にこのははホッとしたようにクスクスと笑った



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