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あなたがすきでたまらない
第11章 このはvs・・・
「こ、このは!!大丈夫!!」

「ゴホッゴホッ・・・は、はい。すいません」

私は慌ててテーブルにこぼしたジュースを拭いた

「そ、そんなにビックリされるとは思ってなくて・・・」

「び、び、びっくりしますよ!!きゅ、急にそ、そんな事・・・」

「だよね。ごめん。でも・・・このはにしかこんな事訊けなくて・・・」

伊織ちゃんが申し訳ない顔で俯いた

「何かあったんですか?」

「あったというより・・・」

「???」

「昨日ね・・・ここからの帰り道、三人で帰ってたんだけど・・・」

それから伊織ちゃんは昨日の話をしてくれた


「それにしても・・・谷川さんが結婚してたとはびっくりだったな」

「うん。彼氏ってだけでもびっくりだったのにね」

「俺、道場での師範しか知らないけどあんな顔するんだな」

「「どんな顔?」」

「めっちゃ優しい顔してたじゃん。それに部屋も二人の部屋って感じでさぁ」

「だよなぁ・・・二人お似合いだったもんなぁ。」

「ね?羨ましいよね!!」

「夫婦って事はさ、毎晩イチャイチャしてんのかな?」

「ばっ!!バカ!!直哉ったら何言ってんのよ!!」

「そ、そうだぞ!!お前!!紺野さんの前だぞ!!」

「ごめん、ごめん。でも健全な男子高生としては気になるってもんじゃね?」

「「・・・」」


そんな会話をしてたとは・・・
は、恥ずかしいです・・・

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