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あなたがすきでたまらない
第11章 このはvs・・・
「ご、ごめんね?直哉が変な事言って・・・」

「い、いえ・・・」

私は残り少ないジュースを飲んで俯いた

「で、でね?ほら・・・どうやったら付き合うって言うか・・・そんな関係になるのかなぁって・・・」

「そ、そんな関係と言われましても・・・」

どう応えていいかわかる訳ない

「わ、私達って幼馴染で・・・家も隣同士なんだ」

伊織ちゃんがポツポツと話をし出した

「私の部屋にもしょっちゅう来るし、直哉の部屋にも行くんだけどね?そんな感じにはならないし・・・というか、直哉は私の事、女として見てない気がして・・・」

「そんな・・・」

だって、誰が見ても高橋君は伊織ちゃんの事が好きですよ?

「こ、告白とか・・・何回も考えたんだけど・・・今更って言うか・・・振られたら怖いし・・・だったら友達でいた方がいいとか・・・」

「伊織ちゃん・・・」

「ほら!!私って友達いなかったでしょ?だから・・・こんな事誰にも相談出来なくて・・・」

本当に高橋君の事が好きなんだな。
照れる伊織ちゃんの顔がすごく可愛い

「このはには変な事訊いてごめんね!!私もその・・・気にはなってしまって・・・」

「そ、それは・・・何とも言えないのですが・・・」

二人してモジモジとなってしまう

「だ、だよね!!あはは!!ほら!!恋バナとかっての?憧れたりもしててね?」

「わ、私もです!!」

「直哉にこんな話なんて出来ないし・・・」

「それはそうですよね・・・」

私も伊織ちゃんの役になれたらいいけど恋愛経験が豊富な訳ではないので困ってしまう・・・
明るくなったり少し考えたり・・・
伊織ちゃんは一生懸命に恋をしてるんだな
何とか力になってあげたいけど・・・

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