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あなたがすきでたまらない
第12章 青春の恋花
このはside


「ええぇぇ~~!!ビックリしました!!」

「うん。ごめんね?昨日は言えなくて・・・どうしても今日、ゆっくり話したかったんだ」

「昨日、学校で何だか様子がおかしいと思ってたら・・・」

伊織ちゃんと私のマンションの下でユキさんを待っていた時だった
伊織ちゃんの幸せなお知らせを聞いたのは・・・

「じゃ、じゃあ・・・二人はお付き合いをしたんですね?」

「そ、そういう事になるかなぁ?てへへ・・・」

「良かったですね!!私も嬉しいです!!お似合いのお二人です!!」

「ありがと!!」

いつも可愛い伊織ちゃんが今日は一段と可愛く見える

「で、でも、そしたら今日は必要なかったんじゃ・・・」

だって高橋君とどうすれば上手くいくかって話でしたし・・・

「必要だよ!!このはの頼れるお姉さんにも会いたいし・・・恋愛相談だってしたいしさ!!」

「なら良かったです。きっと伊織ちゃんの力になってくれますよ!!」

私達がそんな会話をしてると
車が目の前に止まった


「お待たせ!!」

素敵なユキさんが車の中から降りて来た

「あなたがこのはちゃんのお友達?美人さんね~」

「い、いえ・・・あっ・・・あの!!紺野 伊織と申します!!」

「私は足立ユキです!!よろしくね!!さぁ!!乗って!!」

私達は車の後部座席に仲良く座った

「すっごく美人で素敵な人だね」

伊織ちゃんがコソコソと耳元で内緒話

「はい!!」

「先輩とそっくりだね。」

「聞こえてますよ~。啓介とそんなに似てるかしら?」

なんてクスクス笑うユキさんは今日も素敵だった

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