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あなたがすきでたまらない
第12章 青春の恋花
「へへっ!!直哉と手を繋いで帰るのなんて小学生以来かなぁ?」

「かな?」

俺の彼女になった伊織の手をギュッと握った
やべ・・・
嬉しすぎて・・・
俺、今世界で一番幸せ者だって自信もって言えるわ

「このアメ、もったいなくて食べられないや。他にはないの?」

「もう、全部食った」

「え~!!ずるいよ~。私も食べたかった~」

「うそうそ。あと一個残ってる」

「ちょうだい」

「・・・ほらよ」

残しておいた飴の袋に書かれたメッセージ

「・・・だから、こんなの・・・嬉しくて食べられないってば・・・」

伊織が立ち止まって・・・
アメを握った肩が震えてる

「じゃあ・・・これ、一緒に食べる?」

「・・・あと、一個って言ったのに・・・」

そのメッセージを見て伊織は顔を真っ赤にさせた

「ダメ?」

「・・・いいよ」

俺はそっとキスをした






伊織に何て言おうか・・・
待ってる間にさっき買った「特恋ミルク」ってパッケージの中身を調べた
見た目がハートで何だこれ?って思いながら・・・

一つ一つ袋に入ったアメはメッセージが書かれていて

「応援してます」
「頑張って下さい」
「想い、届け」

(あほらし・・・)
って思いながらも自分へのメッセージな気がして食べた

これは・・・どうしても言えなかった時に渡そう

「好きです」

これは万が一、付き合えたら渡そう

「ずっと一緒にいようね!!」

これは・・・ホントのホントにチャンスがあったら渡そう

「キスしていいですか?」

恋のお守りをそっとポケットにしまった

このアメ美味いな。
ミルク味で中にチョコが入ってる
伊織が好きそうだ

(伊織・・・まだかな?)






なんて・・・
さっきの事を思い出しながら・・・

キスした俺と伊織は顔が真っ赤で・・・

「こ、このアメ美味しいね!!」

「伊織が好きな味だと思った」

俺達はまた手を繋いで家路を急いだ


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