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あなたがすきでたまらない
第13章 みんな集まれ!!たこ焼きパーティー
「もしもし~?先輩?お疲れさまです~」

「信?お前どこだ?」

「もうすぐ先輩の家です~。道場かな?って思ってかけたんですけど・・・」

「いや・・・もう家だ。それより早く来てくれ」

「何、焦ってんですか~?事件ですか?なんちゃって」

なんちゃって。はさっき聞いたよ
高橋君と同類か?

「ああ。事件だ。来ればわかる。早く来い」

信にとってももちろんちょっとした事件だろう
なんたって時田が浴衣なんだからな
俺は信を急かした

「啓介~。誰から?」

「信。もうすぐ来る」

俺はユキにそっけなく返事をした

「だって!!時田ちゃん!!楽しみね!!」

「は、はい・・・」

ずっと赤ん坊を見ていた時田が真っ赤になって俯く

ユキ・・・
お前って奴は・・・


「信さんって・・・もしかして先輩ですか?」

「先輩?」

優の言葉に時田が不思議がる

「時田、信も優も親父の道場に通ってたんだ。だから優にとっては先輩」

「なるほど!!そうだったんですね!!」

「時々、道場で見かけるんです!!いつも師範と仲良く話してて・・・もしかして、お二人は付き合ってるんですか?」

優の屈託のない質問に時田の顔はますます赤くなる

「そうよ~。恋人同士なのよ!!」

「ユ、ユキさん!!」


「おじゃましま~」

噂をすれば・・・信の登場だった
ピンポン押せよ
まぁ仕方ないか。
信にとっては我が家も同然だしな

「え?何すか?これ?浴衣?」

「信。いらっしゃい。見ればわかるでしょ?」

「ええ~!!今日はユキさんの出産祝いで、先輩が久しぶりにたこ焼き焼くって・・・」

「浴衣パーティーも追加したのよ。文句ある?」

「・・・いいえ。ありませんとも。」

「なら、良し。信も来た事だし・・・まずは乾杯しましょうよ!!」

「俺を待っててくれたんですか?いや~。悪いなぁ」

「さぁさ!!皆、グラスを持って!!」

ユキは信の言葉を無視して自分が主役兼、進行を進める


「今日は集まってくれてありがとう。遠慮なく食べていってね!!乾杯!!」

「「「「「「「かんぱ~い!!」」」」」」」

どうなる事やら・・・

出産祝い、たこ焼き、浴衣パーティーの始まりだ

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