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あなたがすきでたまらない
第13章 みんな集まれ!!たこ焼きパーティー
高橋君side


「ほら~。食べて食べて!!」

ユキさんと言う浴衣姿の女性が俺に笑顔で料理を勧めてくれる
まぁ・・・俺だけにじゃなく多田や伊織にもだけど・・・
華やかな女の空間にここは竜宮城ではないかと思える程だ
行った事はないからわかんねぇけど

いや・・・その・・・なんて言うか・・・
伊織も美人だ。それは間違いない
けど・・・ユキさんって人は美人な上、大人の色気もあり・・・浴衣姿で・・・
高校生の俺にとっては刺激が強すぎた

「い、いただきます・・・」

だから仕方なくね?
緊張してしまうのは・・・

「高校生が遠慮しちゃだめよ」

先輩の母親だと言う女の人もとてもじゃないがそんな歳には見えなくて、優しくて・・・
俺の母親とは大違いだ

「う、うまい・・・じゃなく、美味しいです」

ついつい俺も借りて来た猫の様な態度をとってしまう

「い、伊織も見習えよ?」

なんて・・・俺は・・・一番言ってはいけない事を・・・
伊織の事も気になるけど、こんな大勢の中で何て話しかけていいかわかんなかったんだ
俺にとってはいつもの冗談のつもり・・・だったんだ・・・

「・・・直哉のばか」

多田が横から小さく呟いた

「・・・」

泣きそうになる伊織は恥ずかしそうに俯いた

「あっ・・・いや・・・その・・・」

(しまった!!)
心の中ではわかってはいたけど・・・
こんな事言ったら料理が苦手な伊織を傷つけてしまう事なんて・・・
幼馴染の俺が一番良く理解ってたのに・・・


「見習えだなんて・・・そんな事しなくていいのよ?」

先輩の姉のユキさんが伊織に優しく話しかけた

「伊織ちゃんの幼馴染はずいぶんと偉そうね?幼馴染なのに」

ユキさんと言う女性が俺を見る

「・・・」

(昨日からは彼氏になったんです)
とは言えない・・・
彼氏ならもっと・・・

「幼馴染のあなたが今、食べたポテトね?油で揚げてるだけのものよ?」

「・・・」

「その料理は見習わなくてもいいんじゃないかしら?」

「・・・はい」

「もっと、素直になりなさいな?伊織の作った料理が食べたいってね!!」

「・・・はい」

「幼馴染だからと言って全てを許して貰える訳ではないのよ?彼氏になったのなら幼馴染以上に愛情を注がないとね!!」

幼馴染以上の愛情・・・
ユキさんの言葉が胸に突き刺さった


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