この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あなたがすきでたまらない
第13章 みんな集まれ!!たこ焼きパーティー
伊織ちゃんside


直哉のバカ・・・
さっきからデレデレしちゃって・・・
ユキさんが美人なのはわかるけどさぁ・・・
先輩のお母さんにまで顔、赤くなってるし
ほんと、美人には弱いんだから

「お前も見習えよ?」

なんて・・・
私が料理苦手なの知ってるクセに・・・
皆の前で言う事ないじゃない
私は恥ずかしくなって俯いた

「見習わなくていい」

優しいユキさんが気をつかって私をフォローしてくれて・・・
それが益々、恥ずかしくて・・・

「あっ・・・あの!!私!!お手洗いお借りしますね!!」

その場から逃げてしまった

(はぁ・・・私って・・・)
自己嫌悪に陥ってしまう

せっかくの楽しいパーティー
直哉も喜んでくれると思ったのに・・・
どうしよ・・・
帰ろうかな?
なんて事を思いながらトイレのドアを開けた


「・・・直哉」

「・・・その・・・さっきはごめん」

何よ!!そんな顔で謝っても知らないんだから!!
私は二人なのを良い事に思いきり不機嫌な態度で直哉を睨んだ

「お、怒ってる?」

「・・・」

「その・・・皆の前じゃ・・・あんな態度しか・・・」

「・・・」

「浴衣姿とかって・・・何回も見てるけど・・・」

「・・・」

「お、お前が・・・い、一番かわいい。って・・・思ってて・・・」

「嘘つき。ユキさんに鼻の下伸びてた」

「そ、そりゃ・・・あんな美人だとは・・・」

「直哉のバカ。鼻の下伸びすぎて変な顔になれ」

私もホント・・・素直じゃなくて・・・

「変な顔の彼氏でいいの?」

「・・・幼馴染でしょ?」

「昨日から伊織の彼氏になった高橋 直哉です」

「知りません」

「紺野 伊織さんの事が大好きな・・・高橋 直哉と申します。よろしくお願いします」

直哉は改まってお辞儀をした

「美人には弱い貧弱な彼氏は知りません」

「美人な伊織さんに夢中の彼氏でいさせて下さい」

こういう時の私の扱い方・・・
直哉は嫌って程、理解してる

「・・・しょうがないなぁ」

直哉がこうやって私に謝ってくれる幼馴染で彼氏だって事も・・・
理解ってるから安心して拗ねてられるんだ

「伊織が世界で一番、料理が苦手で美人な彼女だよ」

それ・・・
ちゃんとこっち見て言ってよね・・・
ほんと、不器用で鼻の下が長い幼馴染・・・
じゃない
彼氏なんだから・・・


/816ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ