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あなたがすきでたまらない
第13章 みんな集まれ!!たこ焼きパーティー
「師範・・・俺・・・」

汗をかきながらたこ焼きを焼く師範に話かけた

「ん?」

「俺・・・中学生の時に師範に会ってて・・・覚えてますか?」

俺はドキドキしながら話しかけた


「・・・」

「・・・制服で・・・メガネを落として・・・学校さぼって・・・」

「・・・」

「俺!!あの時から師範に憧れてて!!」

俺は今までの思いの丈をぶつけた


「・・・メガネ」

「は?」

「メガネを届けた?」

「は、はい!!」

師範はたこ焼きを焼きながらこっちを見た


「・・・そっか。もう落とすなよ」

「・・・はい」

「もしかしたらって思ってはいたんだけどな。あの時、お前ずっと俯いてて顔隠してたもんな。稽古中の優はその時とは比べ物にならない位、良い顔してたからさ」

「それは・・・師範に会えて嬉しかったし、いじめられてるとか情けない事言ってしまって恥ずかしくて・・・本当はすぐにお礼が言いたかったんです」

「お礼?」

「はい。道場に通う様になって自身がついたって言うか・・・あの時、師範に出会わなかったらずっと情けないままでした」

「そっか・・・」

「自分に自信が持てるようになってから言おうと思ってました」
「あの時は、本当にありがとうございました」

俺は深くお辞儀をした
やっと言えた
師範にずっと、ずっと言いたかった俺の気持ち

「優が頑張ったからだよ」

って・・・
笑う師範
本当にどこまでも俺の憧れの人だった



「先輩~。たこ焼きおかわり下さい~」

先輩と仲良くしてる人・・・
確か後藤・・・先輩だよな?
道場の卒業生

「こんばんは」

俺は失礼のない様に頭を下げた

「こんばんは。えっと・・・時々、道場で見る練習生」

「はい。多田 優です。よろしくお願いします」

「後藤 信です。こちらこそよろしく!!」

屈託のない笑顔
人の良さそうな感じ

「ずっとお話したいと思ってたんです!!今日は本当に嬉しいです!!」

「俺と?・・・話がしたいって・・・?」

「はい!!」
(いつも師範と何話してんのかなぁ?って羨ましくて・・・)

「俺と?会えて嬉しいの?」

「・・・はい!!」

「ははは!!そっか。そっか~。参ったな~」

「???」

「いや~。うんうん!!何かあったら何でも俺に言ってくれよ!!優!!」

明るい人だな。って思った



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