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あなたがすきでたまらない
第13章 みんな集まれ!!たこ焼きパーティー
「・・・たまたま、課長と見回りしてたら見つけてさ」

俺を?

「・・・んで、どうしたのかなぁ?って・・・心配だったんだよ」

俺の事が?

「で・・・でも・・・俺を捕まえて・・・先生や親にチクって・・・」

俺を叱って・・・
俺の内申書を下げて・・・
そういう事だろ?

「あはは!!お前・・・本当に真面目で良い奴だよな!!」

「・・・」

「・・・あのさ、本当に悪い頭の悪い奴ってさ。まず、制服着ねぇよ?」

「あっ・・・」

「ほんでさ?まず、俺達見たら突っかかってくんだよ」
「「何か文句あんのか?」ってな」

俺は恥ずかしくなった
若い警察官はクスクスと笑った

「・・・何でもかんでも補導してたらキリないけどな?」

「・・・」

「俺がお前を追いかけた理由は・・・」

「???」

「ほれ・・・メガネ!!落としただろ?」

「あっ・・・」

俺は目元を確認した

「落とし物を届けるのも警察官の役目って知らなかった?」

「・・・すいません」

「・・・ん」

優しく笑いかけてくれる若い警察官・・・

「お前が走るからさ、課長に俺・・・怒られたんだよな!!走って届けて来いってさ!!」

って・・・
笑った

「・・・俺・・・学校・・・行きたくなくて・・・」

急に何言ってんだろな
でも・・・言いたくて・・・
この人なら理解ってくれるかもって・・・

「・・・そっか」

「・・・アイツらより・・・強くなりたい」

「・・・そっか」

「・・・いじめられたくない」

「・・・そっか」

俺は今までの愚痴を初めて会った警察官に話した

「じゃあ。強くなれよ?」

「どうやって?」

「それは自分で考えて見な?強さは人それぞれ違うから」

(どうすればいいですか?)
訊きたくて顔を上げた

「・・・じゃあな!!」

若い警察官は、落とし物のメガネを届けた事に満足して去って行った


俺の中に今でも残る師範の笑顔
「またな!!」
子供達に見せる近所の道場で見つけた時は運命かとも思った
あの時の俺に笑いかける笑顔そのものだったから・・・

師範は覚えてないよな?
あの時の中学生が俺だって事・・・

それからすぐに師範の道場に俺が入ったって事も・・・
俺・・・
強くなりましたよ!!

結構、頑張ったんですよ?
今なら・・・
言えるかな?

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