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あなたがすきでたまらない
第13章 みんな集まれ!!たこ焼きパーティー
早速、皆でワイワイ盛り上がった

「私、オレンジのアメにしよ!!このはは何味にする?」

紺野さん

「私は・・・いちごにします。啓介さんは?」

「俺はこのはのを少しだけ貰うよ。優は?」

「俺はパイン味にします。直哉は?」

「俺はサイダーにしてみよ」

皆が割りばしを持って楽しそうに出て来たアメをクルクルと巻いている

「とき・・・楓は?何味にする?」

「私は・・・りんごにしようかな?後藤君は?」

「じゃ、俺もりんごでいいや」



俺は食べないので皆のアイスを作っていた

「おい。ユキ。これいつまで回せばいいんだよ?」

「アイスになるまで」

「だから、いつになったらアイスが出来るんだよ?」

「そのうち」

「お前なぁ?説明書に書いてあんだろ?いい加減な奴だな」

「お姉さまにそんな事言っていいのかしら?」

「どういう意味だよ?」

「啓介だけじゃこんなに楽しそうに出来なかったでしょ?」

「それは・・・」

「このはちゃんの楽しそうな姿、見られたんだから感謝しなさいよ~」

「はいはい。ありがとうございます」

悔しいがユキの言う通りだった
友達同士で楽しそうにしてるこのはを見たかったから
いじめられてると知った時は居ても立っても居られなかった
高校へ行って普通の生活をして、友達が出来る事を経験させてあげたかったから
このはの笑顔は何より俺を嬉しくさせた


「そろそろいいんじゃない?」

「ほんとだ。アイスになってる」

「皆~!!アイスも出来たわよ~」

ユキが出来立てのアイスを皆に配った
俺はそんなこのはや皆の姿を写真に収めた
楽しそうな高校生活であって欲しいと願いながら・・・



「おいおい。すごい人数だな」

聞き慣れた声がして振り返った

「お土産持ってきたぞ。ユキちゃんに頼まれていたんだ」

「お疲れ様です」

課長が親父と一緒に来た
紙袋を持って・・・

「「「「おじゃましてます」」」」

高校生達は元気に挨拶をし

「「お疲れ様です」」

信と時田も挨拶をした

「親父。課長。このはの同級生です」

「「「よろしくお願いします」」」

「よろしく。俺達は向こうへ行ってるから楽しんで」

親父はそう言って課長とリビングへ夕食を食べに行った

「後で皆でやりましょ!!」

ユキは課長のお土産を手に皆ににっこりと笑った

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