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あなたがすきでたまらない
第13章 みんな集まれ!!たこ焼きパーティー
「・・・探したぞ」

「直哉?」

「お前~。後から来ると思ってたから、待ってたじゃねぇかよ~」

ハァハァと息を切らす直哉

「ご、ごめん・・・行こうと思ってたんだけど・・・」

「ほら?りんご飴。買ってきたぞ」

「・・・ありがと」

私は足が痛くて、せっかく直哉が買ってくれたりんご飴を握るしか出来なくて・・・

「・・・食わないの?」

「・・・今はいい」

「おま・・・食いたいって言ったのに」

「・・・ごめん」

呆れる直哉

「・・・伊織?どうした?泣いてる?」

「・・・」

「べ、別に怒った訳じゃねぇよ?」

焦る直哉

「お前まで逸れたら・・・その・・・どうしていいかわかんないし?」

「・・・」

「な、泣くなって!!お、俺が悪かったからさ!!」

「・・・痛いの・・・」

「え?」

「・・・足が・・・痛いの・・・」

直哉もどうしていいかわからなかったんだろうけど、私もどうしていいかわからずに・・・
泣いてしまった


「見せて?」

「・・・やだ」

「足・・・痛いんだろ?」

「・・・うん」

いくら幼馴染とはいえ・・・
足を見せるのは恥ずかしくて・・・


「・・・ちょっと待ってろ?いいな?動くな?ここから一歩も!!わかった?」

「う、うん」

「すぐに戻るから!!」

直哉は私を置いて走ってどこかに行ってしまった
直哉の凄い勢いに私は押されてしまって・・・
ただ言う通りにりんご飴を握りしめ、直哉を待った


「ハァハァ・・・良かった。何もなかった?」

「わ、私は大丈夫だけど・・・」

汗をかく直哉
必死で走って来てくれたみたいだった

「な、ナンパとか・・・変な奴に声かけられてたりしたら・・・どうしようかと・・・」

「そ、そんなの!!ないよ!!」

息も辛そうで絶え絶えになる直哉は私が思いもよらなかった心配までしてる

「ほら。これ買って来た。近くのコンビニで・・・」

渡された袋の中は消毒液と絆創膏、包帯

「・・・直哉・・・」

「靴はさすがに売ってなくてな・・・ごめんな?」

「・・・私こそごめん」

私は直哉の買って来てくれた物を取り出し自分の足を手当てした


「じゃ、帰るか」

「皆は?」

「怪我したんだから・・・それにアイツらもわざと逸れたよ」

「どういう意味?」

「俺達を心配してないって意味」



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