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あなたがすきでたまらない
第13章 みんな集まれ!!たこ焼きパーティー
「・・・まぁ、適当に歩いてればそのうち会えるだろ?」

「そうだね!!」

仲の良いグループには変わりなかったけど女子を入れても一番仲が良いのは直哉だった
私は直哉の言葉に安心してお祭りを楽しむ事にした

「んじゃ!!始めるか!!」

「何を?」

「決まってんじゃん!!毎年恒例の競争!!」

「負けないんだから!!」

皆と逸れた事も気にならなかった
直哉が居てくれたから
毎年、私と直哉は、どっちが多く金魚をすくえるか、どっちが射的で景品を取れるか・・・
そんなたわいもない競争を繰り返していた

「ははは!!ヨーヨー釣りは俺の勝ちだな!!」

「スーパーボールは私の勝ちだったけど?」

「ヨーヨーの方が大きいから俺の勝ちだ!!」

「大きさじゃないわよ。数勝負でしょ!!」

直哉と居るといつも楽しい
くだらない会話もお祭りの雰囲気がより一層そうさせてるのかな?

「手加減してやったんだよ」

「なんの手加減よ?」

「水に濡れたら困るだろ?せっかくの・・・その・・・浴衣がさ」

ふ~ん・・・
ちょっとは気にしてくれてたんだ
何にも言わないし、いつもと同じだったから・・・
私が浴衣着てる事、気付いてないんだと思ってた

「負け惜しみ・・・」

可愛くない私はそう言ったのを今でも覚えてる

「はいはい。俺の負けでいいよ」

「なら、りんご飴は直哉のおごりだからね!!」

「マジか~。ったく。しょうがねぇな。んじゃ戻るか?りんご飴は入口だろ?」

「へへ~。やった!!」

直哉の後ろを追いかけようとした

「伊織?何やってんの?早く来いよ」

「・・・後から行くから・・・先に行ってて」

「はぁ?お前が食いたいって言ったんだろ?」

「・・・うん」

「なら、早く来いよ?売り切れるかもだぞ~」

「な、直哉が先に行って買って来て?」

「・・・ったく。わかったよ」

先に行ってしまった直哉の背中を見送った
いつもの私の我儘だと思ったかな?
でも・・・言えなくて・・・
足が痛くて歩けないって・・・
人混みを掻き分けながらやっと座れる所を見つけた

・・・泣きそうになる
足が痛かったのもあったし・・・
急に一人になってしまったし・・・
やっぱり私には浴衣は早かったのかな?

好きな人もいないのに張り切ってしまった自分
何だか色んな考えで頭がいっぱいになった

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