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あなたがすきでたまらない
第13章 みんな集まれ!!たこ焼きパーティー
「ところでさ?告られたのっていつ?」

「ええ?何でそんな事、訊くの?」

「そりゃ・・・気になるし・・・」

後藤君は少しだけ俯いた

「えっと・・・高校生の時・・・だけど?」

もしかして疑ってる?
そりゃユキさん位の美人には程遠いけど、私だって・・・
モテるとまではいかないけど・・・
告られた事、あるんだからね!!
嘘じゃないんだから!!

「そいつと・・・付き合ったりした?」

「その人とは付き合うとかではなかったけど・・・」

だって他校の男子で知らない人だったし・・・

「その人とは。って事は・・・他に付き合ったりした?」

「そ、そりゃ・・・まぁ・・・」

何だか尋問されてるかのよう
私は何故だか小さくなった

「・・・ふ~ん・・・そっか」

後藤君は残っていたビールを飲み干し何だか煮え切らない態度だった

「な、何?」

私・・・何かいけない事を言ってしまった?

「そのさ・・・今まで何人位と・・・その・・・付き合ったりした?」

「ひ、一人・・・です」

「その・・・いいや。やっぱ何でもない」

「何よ~。気になるじゃない」

言いかけて止めるなんて
後藤君は何かを誤魔化すように店員さんにビールのおかわりを注文した

「・・・」

「・・・」

何故だかまた無言になる

「お、怒ってるの?」

「怒るとか・・・そんなんじゃ・・・」

だって・・・何だかわかんないけど後藤君が怒ってる風に見えるんだもん

「言ってくれないとわかんないよ・・・」

「じゃ、言うけど・・・」

「うん?」

「し、シた事・・・ある?」

「な、何を?」

「だから・・・その・・・せ・・・っくす・・・」

わぁ~!!わぁ~!!
いきなり何言っちゃってんの!!
何、真っ赤になっちゃってんの!!
めちゃくちゃ小さい声で言ったけどはっきり聞こえたよ!!

「ちょっ・・・何言ってんの?」

「お、俺にとっては大事な事なんだよ!!」

わぁ~・・・
開き直っちゃたよ・・・

「い、言いたくない・・・」

私は黙秘をする事にした

「つ、付き合ったりしてたら・・・やっぱ・・・その・・・あるだろ?」

言いたくないって言ってるのに!!
モジモジする後藤君にイラっとした

「・・・帰る」

「え?」

意味が理解らない顔をする後藤君
私は席を立った

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