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あなたがすきでたまらない
第13章 みんな集まれ!!たこ焼きパーティー
「じゃ、じゃあさ?その・・・か、楓も・・・俺と一緒だったり?」

「・・・うん」

「お、お揃いだな!!」

やった!!
めちゃくちゃ嬉しい!!
覚悟をしていたとはいえ、ヤキモチを妬いてしょうがなかった
やべ・・・
なんか緊張してきた
けど、あんま急いでがっつかれてると思われんのも嫌だし・・・
どうすりゃいいんだ?

「私、ちょっとお手洗いに行ってくる」

「お、おう!!」

心を落ち着かせる為に一服する事にした
タバコがやけに美味い
楓も中々、帰って来ない

「ご、ご、後藤君・・・」

「おかえり。どうした?そんな顔して?」

「あの・・・その・・・」

「なんだよ~?」

楓の顔は何とも言えないような・・・
泣きそうな・・・困った顔をしていた

「その・・・やっぱり・・・今日は帰ろうかな?なんて・・・」

「え?なんで?具合悪くなった?それとも・・・」

ヤりたい感出しすぎて嫌になった?

「や・・・具合が悪いとかじゃなくて・・・」

「ほんと、どうした?」

「お・・・怒らない?」

「そんなに悪い事したのか?」

「悪い事・・・ではないけれど・・・仕方のない事で・・・」

「マジでなんだよ?」

はっきり言ってくれないと・・・女心ってわかんねぇから

「その・・・きちゃったの・・・」

「誰が?何が?」

「だから・・・その・・・月のモノが・・・」

それって・・・女性ならではのアレか?
楓は小さな声で俯いた

「なんだよ~。びっくりしたじゃねえか」

「え?怒ってないの?」

「怒る訳ねぇよ。それより具合は大丈夫なのか?ほら・・・よくわかんねぇけどキツイ人もいるみたいだし・・・」

「わ、私は軽い方だから大丈夫」

「そっか。ならいいんだ」

「・・・ごめんね?」

「何で謝んの?え?やっぱマジで帰るの?」

「その・・・そういう事とか・・・出来ないし・・・」

「俺、ヤリたいだけで楓と一緒に過ごしてる訳じゃないんだけど。一緒にいたいからなんだけど。二人の休みって中々一緒にならないだろ?」

「う、うん」

「俺、今日すげ~楽しみにしてたんだぜ?楓とDVD鑑賞。それとも俺と居るの嫌?」

「嫌な訳ない!!」

「なら・・・やっぱ一緒にいよう。そんでいっぱい話しよう?」

「うん!!」

焦らなくても俺達の時間はこれからだろ?
楓と居たい。それだけだよ。

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